私は令和4年2月に当院とコバルトーレ女川との就労支援パートナー契約により入職が決まり、現在は事務部システム課に従事しながら、コバルトーレ女川のサッカーチームの選手として活動しています。前職もサッカーチームに所属しながら薬や健康食品を製造している工場で働いておりました。但し、前職と職種が大きく異なるため、日々の業務内容の変化や、実際に患者さんと接する際の不安は多くありました。入職し、実際に患者さんと接していく中で少しずつ接し方を理解し、私よりも経験豊富な周りの職員の方々からの助言や指導のおかげで、入職当初よりも患者さんと密にコミュニケーションを取れるようになりました。最近では、患者さんや業者の方々から「サッカーしてるの？」「次の試合も頑張ってね！」とお声がけしてもらえる機会が増えました。私は、病院職員でありながらサッカー選手でもあるため、普段サッカーに興味がない方に少しでも興味を持って頂くための取り組みや、逆に所属しているコバルトーレ女川のクラブ側の皆さんに病院を知って頂き、スポーツ外傷等で当院を受診し、外来の増患につなげられるように交流を深めています。実際に患者さんにお声がけしてもらう機会や、スタジアムに応援するために足を運んでくださった方が、わざわざ当院を選択し患者として来院していただいた際にはとても「やりがい」を感じています。当院のように地域のスポーツチームと関わりがある病院も少ないと思います。そういった環境だからこそ出来る経験や学びを「やりがい」に今後も日々精進していきたいと思います。