当院の特色/地域環境
雄大な自然と慶長施設の歴史が融け合う
石巻の地を巡る
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- 日和山公園(歴史・文学の宝庫)
- 江戸時代千石船の航路目標などの重要な山だったと考えられている日和山は、高さ56mの北上川河口に位置する孤立丘です。文禄2年(1593)政宗朝鮮出兵の際、水軍指揮の功績のあった阿部十郎兵衛土佐の奉納した軍配団扇が現在でも同社に残されています。
また、江戸時代から桜の名所として知られており、大正初期に公園整備され、桜の他つつじで彩られる憩の場として今日に至っています。
多数の文学碑や、川村孫兵衛、芭蕉曽良像等の像が建てられています。
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- 住吉公園
- この地は、「袖の渡り」と呼ばれ、古来歌枕で知られた旧金花山道の渡し場でした。公園内には延喜式内社大島神社や愛宕山があり、歴史にまつわる碑などが数多く残されています。江戸時代の奥の細道『曽良旅日記』には「帰ニ住吉ノ社参詣。袖ノ渡リ、鳥居ノ前也」の記述があり、明治期にはこの付近に志賀直哉の祖父ゆかりの相馬家の米蔵がありました。
毎年夏には天王様祭り、石巻川開き祭りの前夜祭として川施餓鬼会が開催されています。
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- 石ノ森萬画館
- 石ノ森萬画館はマンガによる地域文化の発信拠点、市民が交流できる「マンガで結ばれるまちづくりステーション」として、さらには中心市街地の中核施設としての役割を果たす「夢」の施設です。
外観は、故石ノ森章太郎先生の希望しておられた「宇宙から飛来した宇宙船(UFO)型」。かつて造船基地として石巻の活力の象徴だった「中瀬」に建つ萬画館は、まさに「マンガ」を活用し情報を発信する未来への「宇宙船」なのです。
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- 石巻魚市場
- 世界の三大漁場を目前にひかえ、全国屈指の水揚げを誇る石巻漁港。春にはマグロ、初夏から夏にかけては鰹・イカなど、秋には秋刀魚・鯖また鰯の水揚げや競りを見ることができます。
魚市場の上屋根の長さ(連続する1棟)652mは、日本一です。さらには、石巻漁港の水揚げ岸壁(直線1バース)1,200mは日本一であるばかりか、東洋一の長さです。
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- サンファンパーク
- サン・ファンパークは、石巻市渡波の太平洋に面した景勝地に建てられており、その中に復元船サン・ファン・バウティスタが係留されています。
サン・ファンパークは正式には、サン・ファン・バウティスタパークといい、慶長使節が訪れたイタリア式庭園をモチーフとした公園で、毎年5月下旬の土日には、サン・ファン・バウティスタの誕生日(進水式の日)を記念して、サン・ファン祭りが開かれます。