仕事のやりがい

Vol.0812021.12
「患者さんから教えて頂いた回復期での『やりがい』」
職種:
理学療法士
勤続年数:
3年

私は回復期に入院している患者さんにリハビリを担当させていただいています。回復期に配属となり早くも3年が経ちます。回復期でリハビリを提供していくなかで感じたやりがいについてお伝えします。

私が回復期へ配属された当初は入職間もなく、仕事や人間関係などで上手くやっていけるのだろうか心配しかありませんでした。リハビリを提供することに精一杯であり、患者さんとの円滑なコミュニケーションが思うように図れない毎日に悩んでいました。そんな中、当時私が担当させていただいていた患者さんから励ましの言葉を頂けたことで心が救われた出来事がありました。それは、いつものようにリハビリの最中、「佐々木さんらしさが一番だよ。」という患者さんとのなにげない会話の中から頂けた言葉でした。私はこの言葉を聴いたときに、これまで悩んでいたことが一瞬にして晴れました。私の熱意や思いはしっかりと患者さんに届いていたのだと理解した時、嬉しさと同時に患者さんをもっと改善してあげたいとより一層実感することができました。また、担当した患者さんに限らず、数回リハビリで関わった患者さんからも、退院の際には「ありがとうね」などと、感謝の言葉を頂けた時や歩けなかった患者さんが退院の時には1人で歩けるようになった姿を見ると、理学療法士としてはもちろんのこと、回復期でしか味わえないやりがいを感じています。

今でも「私らしさ」を忘れず患者さんへ専門的なリハビリテーションを提供出来るよう日々臨床経験を積んでいます。そして、私自身が入職時抱えていた悩みを一つでも解決して上げられるよう、新入職員や後輩スタッフへのフォローを行っていき、回復期で得られるやりがいを伝えていきたいと思います。それが今私の「仕事のやりがい」です。