仕事のやりがい

Vol.0802021.11
「外来における寄り添う看護の実践」
職種:
看護師
勤続年数:
13年

私は病棟勤務を経て、今年度より外来勤務となりました。外来勤務は初めてで、病棟での看護とは違い慣れるまで時間がかかりましたが、定期的な診察に訪れる患者さん・ご家族への関わりの中で、多くのやりがいを感じられるようになりました。1ヶ月毎に受診するMさんは、慢性関節リウマチの患者さんです。要介護5であるのにも関わらず、介護サービスを利用せず、キーパーソンである夫が生活全般の介助を行っています。老々介護であり、できる事は自分でしたい、ご家族以外の人に迷惑をかけずに住み慣れた家で生活をしたいというMさんと夫の思いを大切にし、私は在宅でのリハビリパンフレットを作成しお渡ししました。また受診時には時間をかけて思いを傾聴するように心がけました。

Mさんから「どんな思いでこのパンフレットを作ってくれたんだろうって感激してね。忙しくても私のためにやってくれた事がとても嬉しくて、毎日パンフレットを眺めて私も頑張ろうって力が湧くようになったよ。」という言葉をいただきました。病棟とは違い、毎日の継続的な関わりが出来なくても、工夫をすれば患者さんに寄り添い思いを伝える事が出来るのだと看護のやりがいを感じました。

これからも、多くの外来患者さんに関わり、私の大切にする寄り添う看護を継続していきたいと思います。