仕事のやりがい

Vol.0722021.2
「チーム医療の先の言葉」
職種:
社会福祉士
勤続年数:
11ヶ月

私は昨年4月に入職し、今年の4月でちょうど1年となります。医療相談員の仕事は初めてで、学生時代に資格は取得していましたが実務経験がありませんでした。自分が業務を覚えていけるのか、経験や知識の無さが患者さん・ご家族にご迷惑をおかけしないかとても不安でした。
業務を行っていると、退院先を決めるにしても、ご本人・ご家族の今後の過ごし方が変わってきますので、どのように自分が関わらせて頂くか責任の大きさを感じています。特に入院生活から在宅生活に変わる時に、ご本人・ご家族が何を望んでいるのか、課題となっている事は何なのか、相談をお受けする中で見極める難しさを感じています。
現在担当している病棟は地域包括ケア病棟で入院期間や退院先等に決まりがある為、何回か面談を重ねて方向性の確認を行うようにしています。その中で、医療相談員の業務は一人で完結できるものではないという事に改めて気づかされます。院内外のたくさんの方々と連携をとり、自分では気が付かなかった視点でアドバイスを頂く事も多いです。退院調整を進める中で、ご本人・ご家族から「ほっとした」「こういう事は初めてだから相談して良かった」という言葉にやりがいを感じます。

院内では、他部門の職員の方が、どんな拙い質問や相談にもいつでも答えてくれる事が支えとなっています。今後、患者さんが自分らしく生活を続けていく為の橋渡しとして何ができるのかを考えて業務にあたりたいと思います。