仕事のやりがい

Vol.0602020.01
「話しかけてもらえる喜び」
職種:
臨床検査技師
勤続年数:
4年

私がやりがいを感じるのは、検査について疑問や不安を持っている方に納得をしていただけたときです。検査を受ける患者さんは、「どこか悪いのだろうか」「何を調べるのだろうか」と不安を持っている場合がほとんどだと思いますが、実際それを質問できる患者さんは少ないと感じます。臨床検査技師の仕事のひとつである、心電図やエコーなどの生理検査では、直接患者さんの体に触れるため、コミュニケーションを上手に取りながら行うようにしています。検査内容の説明をするのは当然ですが、何気ない会話を交えながら患者さんの不安感を取り除くように心がけていると、「ちょっと聞いてもいい?」と相談されることがしばしばあります。内容は様々ですが、お話をすることで「ありがとう」とすっきりした患者さんの顔を見ると、私も「話してもらえて良かったなあ」とうれしい気持ちになります。また、患者さんからだけでなく他職種のスタッフから検査の質問を受けることもあります。臨床検査技師は検査室内での業務が多く「裏方」のイメージが強いですが、だからこそ提出するデータは正確で、より迅速に、求めているお返事をすぐにしよう!と心がけています。

相手が患者さんでも職員でも、話してもらえなければ納得もしてもらえません。検査を通じて、この人に話してみよう、と信頼される職員を目指していきたいです。