仕事のやりがい

Vol.0482018.12
「『初心を忘れない』人との関わり」
職種:
介護福祉士
勤続年数:
23年

30年程前に入院した知人のお世話しているうちに、介護の道に進みたいと強く思ったことが、私が介護職に就くきっかけでした。入職当初は何もわからず戸惑うことが多くありましたが、先輩方に教えを仰ぎながら業務にあたり、介護福祉士の資格を取得することができました。

私が働く病棟は、寝たきりで療養している患者さんが多く入院しています。入浴の介助をした時「とても気持ちよく入れました。」と笑顔を見せてくれて、「ご苦労様」「ありがとう」と、言葉をかけて頂けることはとても嬉しいです。このように患者さんとふれあい、コミュニケーションが取れた時にやりがいを感じます。

私が介護を行う上で心がけていることは、自分の立場に置き換え考えることです。ナースコールは要求であり早く対応してあげたい、できればナースコールの前に声がけなどの配慮ができればと思っています。また、新入職の方に指導する機会も多くあります。その中で、おむつを装着している患者さんが、おむつを使用しないで済むようケア計画を立て実践していく中で尊厳の大切さや、人格を損なう言動や態度をとることのないようきちんとした挨拶、身だしなみを整えることなどの必要性が伝わるよう心がけています。

これまでたくさんの患者さん、御家族との出会いと別れがあり、人との関わり方、接し方など勉強させて頂きました。今後も初心を忘れることなく、丁寧な介護が提供できるよう努めていきたいと思います。