仕事のやりがい

Vol.0382018.01
「多職種連携で患者さんの力に!」
職種:
MSW
勤続年数:
6年

石巻健育会病院の医療連携室に所属し、医療ソーシャルワーカー業務に従事して6年目になります。主な業務内容は、当院への転入院希望の方の入院相談や入院患者様の退院支援です。医療連携室では、入院〜退院まで患者さんの担当相談員として、入院中はお手伝いさせて頂いております。入職後、障害者病棟、地域包括ケア病棟、回復期病棟の相談員として、これまでたくさんの患者様・ご家族様と関わらせていただきました。

私がこの仕事を通じてどこにやりがいを感じたかと言えば、当院での毎日です。縁があって、務めさせて頂いておりますが、学生時代から将来は医療ソーシャルワーカーになりたい、と決めておりました。震災の翌年からですが、自分の生まれ育った地元の病院で、地域の皆様の相談窓口の一人として働いている毎日にやりがいを感じております。

業務面では、在宅退院予定の患者さんの新たなスタートをきる準備を、ご本人ご家族と一緒に考えていくことは難しい面もありますが、限られた時間の中でその患者さんに関われる時間を共有でき、元気になって退院される姿をみることは、自分自身への仕事の励みにもつながり、患者さんと、そのご家族の笑顔が見れれば、やはり、「また頑張ろう!」と力になります。 また、お身体の状態やご家族の状況によっては、自宅での生活が困難で、施設入所をご希望されるご家庭もあります。デリケートなご事情を抱える場合など、患者さんご家族が今後の生活をどうするか、必要があれば何度でもお話しを伺います。「その人らしい生活を送っていただくためにはどうすれば良いか」 ご本人ご家族の希望を確認しながら、主治医をはじめとしたリハビリ、看護師、栄養科、連携室とチームで入院中にその方の状態に併せて様々な課題や入院の目的を繰り返し確認し、必要な方には、ケアマネジャーや、施設側、行政等の院外の方との調整も行っていきます。

まだまだ、未熟で担当相談員として、スムーズな調整や安心を提供できていないのではないかと、日々勉強の毎日ですが、「患者さんにとっては担当相談員は自分ひとり」という自覚と責任と、やりがいを持ちながら、一人ひとり丁寧な対応を心がけていきたいと思います。