仕事のやりがい

Vol.0302017.05
「じっくりと患者さんの「食事」に
向き合える環境」
職種:
管理栄養士
勤続年数:
1年

以前私は、急性期の病院に勤務していましたが、その病院では、ある程度食べさせたら、もしくは栄養を補給したら転院ということが多く、自分自身、患者さんが「食事を食べる」というよりは、患者さんに「栄養をいれる」という考えになってしまっていた部分もあり、料理の味付けや患者さんからの食事に対する感想もあまり重視していないところがありました。

石巻健育会病院に入職した時に感じたことは、食事が美味しいということでした。患者さんに話を聞いてみると、「ここの食事は美味しい」という患者さんが多く、入院時に食欲が無いと訴えていた患者さんが食事を完食したりするなど、驚かされることもありました。また、石巻健育会病院では多くのスタッフが、患者さんがどうしたら食べられるようになるかを考えており、最初は前職とのギャップに戸惑いがありましたが、じっくりと患者さんの「食事」に向き合える職場であり、患者さんから「食べれて嬉しい」といった声や、食事により患者さんの状態が良くなってきたりしたときは、やりがいを感じ、食事の大切さに改めて気付かされます。