仕事のやりがい

Vol.0262016.12
「患者さん・ご家族の明るい言葉と笑顔」
職種:
看護師
勤続年数:
2年

私は平成27年の4月に看護師として入職し、今年で2年目となります。日々様々な患者さんと関わる中で学んだことが多くありました。関わりの中で患者さんの家族から明るい言葉や笑顔が見られたときに仕事のやりがいを感じた場面がありました。

私が新人1年目で受け持ったAさんは低酸素脳症で意識不明のまま入院されました。夫は「急にこんなふうになってしまって」と悲しそうな表情をしていることが多くありました。私は先輩方に助言を頂きながら、家族に少しでも笑顔になってもらえる関わりができないかと考え、夫が以前「脳に刺激になるようなことは何でも試したいんです。」と話していたことを思い出し、夫とAさんの思い出話をしながら一緒に手や足のマッサージをしました。そのような関わりを続けていると「今日は妻の表情がいつもよりいいような気がします。」「いつもきれいにしてもらってありがとうございます。」と明るい言葉が聞かれ、笑顔も見られるようになりました。Aさんにも夫にもよい変化をもたらしたと考えます。今後も患者さんが必要としていることは何なのかを汲み取り、その方にあった関わりやケアにつなげられるように取り組んでいきたいと思います。