仕事のやりがい

Vol.0082015.06
「指導者となって感じるやりがい」
職種:
理学療法士
勤続年数:
6年

「患者さんの生活に合わせたリハビリがしたい」と学生の時に実習で感じ、回復期でリハビリ業務に携るようになり、今年で6年目になりました。患者様が笑顔で退院される時は何よりも嬉しく、これは入職した時から今まで変わることはありません。

現在は、副主任という新入職のスタッフを指導する立場となりました。新人を指導するにあたり、自分が新人の立場だった頃を思い出すことがあります。私が入職して初めて担当した患者様は、大腿骨頚部骨折の方で人工骨頭置換術を施行されており、自宅退院に向けて環境調整が必要な方でした。当時はまだ環境調整に関して自分で考えられることが少なく、患者様の生活に対する細やかな配慮を行うことが出来ませんでした。そのため一緒に担当していた作業療法士の先輩にフォローしていただき、とても頼もしく感じたことを思い出します。今では、患者様の生活や本人の希望に合わせてサービス利用の提案や生活環境の調整を行っていますが、これは新人時代に先輩に優しく、時に厳しく指導していただいたおかげだと思っています。

現在、自分が実際に後輩を指導する立場になり、あの頃の先輩たちのようになれているのかなぁ、と不安になることもありますが、後輩が担当した患者様が、笑顔で退院されて行く姿を見るたび毎に自分に自信がついていっています。6年間健育会で仕事をしてきて、まさに今が一番仕事のやりがいを感じているのかもしれません。